屋敷林ってなんだろう?

屋敷林の概要

 

屋敷林とは、屋敷の周囲に作られた人工林です。風から屋敷を守ったり、木造の家屋の建材利用のために設けられました。屋敷林の落ち葉は堆肥にして、畑で活用されていました。屋敷林は生活と密接に関係し、生活を支える存在でした。しかし、生活様式の変化とともに、屋敷林と生活の結びつきは薄れていきました。

 

都内には、1,000か所を超える屋敷林が確認され、その累計面積は200ha以上。屋敷林が樹林地のかなりの割合を占めています。まち中の緑がどんどん減少している現在の東京では、屋敷林は貴重な緑のオアシスとなっています。緑の景観を生み出し、生物たちの生息地となり、空気を浄化するなど、個人の所有地でありながら、まちの価値を高める役割をになっています。しかし、個人の所有である屋敷林は、開発や相続によって減少しているのが現状です。

屋敷林によるメリット  

 

昔は・・・

・風や直射日光から家屋を守る

・有機肥料の供給源

・果実やタケノコなどの食料確保の場

 

今は・・・

・まちに緑の景観を生み出す

・気温の緩和や湿度の調整など気候を和らげる

・生物多様性確保の場

・その土地の昔ながらの面影を残す文化的な価値