

東京屋敷林ネットワーク見学会
去る4月28日(土)、東京屋敷林ネットワークの定期総会が開かれ、その後に見学会が開かれました。東京屋敷林ネットワークは、屋敷林をテーマとした全都的なネットワーク組織です。都内で存続の危機にさらされている貴重な屋敷林について、会ではその公共的な価値を広く伝えるとともに、土地所有者や協力者等のつながりをつくり、保全を進める活動をされています。年に数回の見学会を開催しており、今回は国立市にある「一橋大学キャンパス緑地」を訪れ、「一橋植樹会」の津田正道会長と理事のみなさんがご案内くださいました。 一橋国立駅南口から一橋大学に至る大学通り。校内の樹林がまちの風景となっている 一橋大学の図書館。美しいロマネスク様式の校舎 東キャンパスの入口付近 一橋大学は、関東大震災を機に、都心から国立と小平に移転しました。国立キャンパスは移転後今年で88年になります。キャンパスに入って驚いたのは、想像以上に広大な雑木林が残っていることでした。もともとは武蔵野の雑木林だった土地です。コナラや竹林、林床にはキンランが咲きイチリンソウの群落があり、市街の大学内とは思えない風景