練馬区で築150年の古民家を再生した「季楽堂」
練馬区豊島園駅から徒歩10分の「けやきの森の季楽堂」に伺いました。樹齢数百年、高さ30mのけやきをはじめ多くの樹々が生い茂る中に、幕末期に建てられた築150年の古民家が佇んでいます。そこはまさに別世界。広いお庭には蔵や井戸もあり、庭の前の緑地は特別緑地保全地区に指定されており、古民家からの風景は緑一色。
季楽堂は、たくさんの方の手によって再生され、2016年からイベント会場などとして貸しだされています。再生を手掛けた内田さんは、緑に囲まれた古民家を広く愛される場として再生するために、全国各地の事例を見て回ったそうです。建築家や大工さんともぶつかりつつ協力しつつを繰り返し、やっと満足のいく今の季楽堂が完成したそうです。季楽堂には内田さんのこだわりが詰まっています。とにかく驚きなのが、全面バリアフリー対応であること!古民家でありながら、室内はフラットに揃えられ、車いす用の入り口もあります。古民家を昔のままに再生させるのではなく、今の生活スタイルに合わせて使いやすく生まれ変わらせています。また、調度品も古民家に合わせて内田さんが一つ一つ選んで集めたそうです。瓦のできる限り古いものを使えるよう構造を検討されたとか。 緑と古民家を大切に残したいという思いで生まれた季楽堂。 現在は様々なイベントが開催されています。ぜひHPをご覧ください。 https://www.kirakudow.jp/